武蔵野徳洲苑関係各位の皆様 新年あけましておめでとうございます。そして初めてのご挨拶になる方も多いと思います。武蔵野徳洲苑事務責任者を勤めております田渕 一郎と申します。縁あって昨年8月より事務長を拝命いたしました。5か月が経過し、まだご挨拶が出来ていない関係者の方も多く、この場をお借りしてご挨拶させていただくことにいたしました。
まず、武蔵野徳洲苑に入職して感じたことは徳洲会の理念である「生命だけは平等だ」ならびに武蔵野徳洲苑の理念である「入所者が早く家庭に復帰できるよう最善の看護・介護に努める」「家庭で充実した暮らしができるよう積極的に通所リハビリを行う」「看護・介護技術の向上にたえず努力する」の気持ちが施設の職員一人ひとりにしっかり根付いていることです。毎日朝礼にて武蔵野徳洲苑の理念を職員一同にて唱和するのですが、その瞬間は皆が心をひとつにして、理念に一歩ずつでも近づこうとしているのが伝わってきます。日々背筋がピンと伸びる瞬間です。今後も毎日自分自身で理念に近づけているのかを確認しながら職務を全うしていきます。
昨年(2023年)はイスラエルとパレスチナ(ハマス)の紛争や開戦2年になろうとしているロシアによるウクライナ侵攻もいまだ解決の出口が見えてきておらず、世界情勢は更に不安定になっております。また、新型コロナウィルス感染症は昨年5月に感染症法上の5類に移行し、一般社会生活も少しずつではありますが平時に戻りつつありますが、まだまだ高齢者にとってはインフルエンザウィルスとならび感染予防に注力していく必要性を感じております。感染予防と並行してではありますが、武蔵野徳洲苑でも少しずつ、新型コロナ流行前に実施していた事柄を復活させております。10月からは入所者様と家族が直接各階の談話コーナーにて面会できるようにいたしました。11月にはボランティアによるバイオリンコンサートを入所者様に楽しんでいただきました。今後も各種感染状況を注視しながらにはなりますが、利用者の皆様に潤いのある生活を提供できるよう工夫を続けていく所存です。
さて、2024年は辰年(たつどし)です。辰年は陽の気が動いて物が振動するので、活力旺盛になって大きく成長し、形が整う年だと言われています。武蔵野徳洲苑職員は各専門職が研鑽を積み、専門的視点を基に意見を出し合いながら最善の支援を提供すべく努力していきます。苑全体が活力旺盛となり、大きく成長、利用者様への支援が整う年にしたいと考えております。これからも私たちは専門職の集団であることに自覚と誇りを持ち、利用者様が笑顔ある自立した日常生活を送れるよう心を込めて支援をしていきます。本年も変わらぬご愛顧のほど、何卒宜しくお願いいたします。
末筆ながら皆様のご多幸とご健康を祈念し、着任ならびに新年のご挨拶とさせていただきます。
2024年1月
武蔵野徳洲苑
事務長 田渕 一郎