認知症棟での取り組み
認知症専門棟での活動療法のご紹介
アメリカやヨーロッパ、オーストラリアなどの介護現場で取り入れられている
アクティビティーの一つに「オクタバンド」というものがあります。
もともと「オクタバンド」は、アメリカで運動セラピストとして活躍する
ドナ・ニューマン・ブルースタイン氏が考案したものです。
伸縮性のあるカラフルな生地がタコの足のようにデザインされており、
それぞれを手で引っ張り合ったり、中心の円形部分にボールを乗せて全員で弾ませたりと、
身体を使った楽しいコミュニケーションができるところがポイントです。
また、この「オクタバンド」を活用することで、
認知症の方の記憶力や認知力、時間感覚などが向上・改善した研究結果もあるようです。
最近では日本ダイバージョナルセラピー協会がブルースタイン氏を講師に迎えた
ワークショップを開催するなど、少しずつ日本でも知られてきた「オクタバンド」。
座ったままでも立ったままでも使える新ツールです。
実際に認知症専門棟で活動療法として取り入れました。
これだけでも皆さん楽しんでいましたが、音楽に合わせて行うともっと効果的とのことです。
100才を超えたご利用者様は、いつもは遠巻きにレクレーションに参加をされておりますが、
「オクタバンド」では笑顔で一緒に参加されていました。