私たち武蔵野徳洲苑看護部、総員18名(2016年10月現在、うち非常勤7名)は、老健施設スタッフの重要な役割である、利用者様の「生活状態」を改善していくということを強く意識して日々の業務に取り組んでいます。利用者様の状態によっては、たとえば嚥下機能の低下から誤嚥性肺炎。そして肺炎の状態が改善せず入院へ…。といったような、「生活状態の改善」とは反対方向の坂を転げ落ちてしまうリスクと隣り合わせにおかれていることがしばしばあります。そのようなリスクを予測し、医師やリハビリ科、栄養科、介護職といった他職種との連携をはかっていくことの重要性は今さら述べるまでもありません。
その人の「生活状態」とは、その人の歩んでこられた人生と大きくかかわっています。利用者様一人一人の人生への敬意を常に持ち、その人に適切なケアにつなげて行くべきという教科書のような当たり前が、当たり前に行われていくような職場。「生活状態の改善」のために活発に話し合いが展開されていくような職場。そういったあり方がこれからも継続されていくことを私たち看護部は目指します。
2016年9月30日 足立 健太郎