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今年も残すところ1カ月になりました。今年を振り返ると平成から令和に元号が変わり、介護の世界も科学的な介護に拡充がみられると思います。政府の認知症施策推進大綱は共生に加えて予防を車の両輪として取り組む方針が打ち出されました。このような流れに当施設もうまく乗ってゆくには現在の介護の世間の状況を知る必要があります。

介護の意見の交換を主目的として発足した全国老健大会は今年で30回を迎え、11月20日から22日までの3日間、大分県別府市のビーコンプラザで開催されました。出席者は約5000名、口演1200題、ポスタ-200題の規模で毎年活発になってゆくような印象でした。当施設からは3題発表しました。まずケアの在り方について仁野村介護福祉士が“Thank You Project”のテーマで発表し、次いで認知症と生活リズムについて戸井田介護福祉士が”昼夜逆転を解消“のテーマで発表しました。最後に医務室から私が“脳梗塞再発予防と低用量ワーファリンとアスピリン”について発表しました。このような全国規模の大会に参加して演題を発表することにより大変刺激を受けました。
現在、わが国では少子高齢化や介護職員不足などの問題がありますが、当施設ではこのような全国大会に参加し演題の発表などを通じて地域に根ざした介護ケアの構築に邁進してまいります。

施設長 栗田 明